機材レビュー「ループステーションBOSS RC-3 + フットスイッチFS-6」★★★☆☆

ドラムレスでライブをすることになり、ドラム音源を足で操作できる機器を探した。
1.ギターのマルチエフェクターやボーカル系エフェクターでMP3を再生
2.TASCAMのギター練習用プレイヤー+フットスイッチ
3.長尺対応のループ系エフェクター
あたりの選択肢から、曲送りも足で出来るものを絞ると、BOSSのループステーションの一択に。

ループステーションはペダル数が1つ・2つ・6つのものがあり、多いほど大きくて高価。
6つのRC-300は高いしデカいので却下し、、1つのRC-3か2つのRC-30に絞り込む。
RC-3にフットスイッチを付けるとほとんど同じことが出来るので、フットスイッチをギターアンプのCube-80XLに流用したいという打算もあってRc-3をチョイス。

ギターからはじまる曲で、途中からタイミングよくドラム音源を再生したいから足で操作する機器を探したが、
この最低限の要求は満たしてくれたので安心。ライブでも利用できた。
曲の転送はUSBで行えるので楽。
音質はリズムトラックのみなので判断が出来ないが、不満はない。

しかし、ルーパーとして遊んでみると、とても使いにくい。
「ペダル1つで操作」という制約が苦しすぎる。
ダブルクリック的な「2連続踏み」や、長押し的な「長踏み」などは、楽器を演奏しながら操作するルーパーの使い方にマッチしていない。
ルーパーとしての使い勝手は、ペダルの数に比例するような気がする。

フットスイッチFS-6は、電源スイッチがなくてシールド抜き差しが電源になっており、ACアダプターが使えない。
これが盲点で、RC-3+FS-6(3ペダル) > RC-30(2ペダル)と思っていたが、ルーパーとしてはRC-30の方が使いやすそう。

ドラム音源でライブをしたいという方には数少ない回答の1つかと思います。RC-3を選ぶ際は、やりたいことと予算との相談をしながら、是非RC-30の方も検討した方がいいと思います。

2013/3/28