骨伝導ヘッドフォンでコーラスのモニターをする実験(機材レビュー「骨伝導ヘッドフォン 上海問屋 DN-68611」)

わたりトコトン商人まつりで演奏してからもう1年経つのか。
今年はメンバーの都合がつかずエントリーをしなかったら、どうやら台風の影響で中止になったらしい。
前日の2013年10月26日現在では、明日は台風一過の青空と予報されている。
23日に発表があったようなので、22日ぐらいまで話し合って決定したと思われるが、空振りになりそうなので余計に残念な展開。やむなし。

昨年はレッチリコピーバンドでのデビューライブであり、ホルモンさんのボーカルデビューであり、わたくしのドラマーデビューであり、初物尽くしのライブだった。
ドラマーだけどコーラスも担当。ドラムの生音がうるさ過ぎて自分の声がモニター出来ないという、弦楽器&コーラスとの大きな違いに戸惑った。
モニターするアイディアを色々と調べた結果、
1.モニターからヘッドフォン・イヤフォンに送ってもらう
2.マイクの途中にパーソナルモニターを噛ませて、ヘッドフォン・イヤフォンに自分で送る
3.耳栓をして頭蓋骨に響かせる
といった方法を見つた。1はPAさんに面倒を掛けるので2と3を試してみることに。

モニターはとにかく安いやつ狙いでBEHRINGER MA400 MICROMONに決定。
ヘッドフォン・イヤフォンはあれこれ悩んだが、まずヘッドフォンは演奏中に外れると困るので却下。
耳にねじ込むような外れづらいタイプのイヤフォンで、かつ外の音も聞こえるという矛盾した商品を探してみるが、当然ながら徒労に終わる。
探す過程で見つけたのが骨伝導ヘッドフォン。難聴者向けの高価なものが中心だが、上海問屋で売られていたランナー向けの安価なバッグアームタイプのヘッドフォンに決める。

耳に当てていないのに聞こえる不思議。
しかし、耳下に当てるのでリンパに違和感があり、車酔いのような感覚。
生ドラムを叩きながら使ってみると、概ね狙い通り使えるが、数曲練習するうちにすっかり具合が悪くなった。
レビューでも数人そういう人がいて、どうやら自分もそのタイプだったらしい。

ということで、まったく使い物にならず、結局は3の耳栓作戦を採用するに至ったが、具合悪くならない人には1つの選択肢となり得るかも知れない。
ただ、イヤフォン・マイク・モニター電源などのケーブルが邪魔で、本来はコードに縛られないドラマーには苦痛になるかも知れない。
よって、コーラスもするドラマーには、まずは耳栓を買って試す方をおすすめします。耳栓のレビューは別途。今回は評価できなかったので星はなしで。

比較のためにSDカードを置いてみた
2013/10/26