機材レビュー「ハンディレコーダーZOOM h4n」★★★★★

動画はデジタル一眼派で、Lumix GH1 -> Sony α55 -> Sony Nex-5nと使用。α55の内蔵マイクの音割れが酷く、動画機用のマイクを検討。

はじめは、Sonyの純正外付けマイクや、Autdio-technicaのAT9943やら同AT9941あたりを検討。
調べを進めると、カメラ本体で録音するよりは、別にハンディレコーダーで録った方が高音質らしい。
Sonyのホットシューはマイノリティーで、アダプターが高価な上に背が高くなってしまうこともあり、ハンディレコーダーによる別録りを決断した。

ICレコーダーは音楽以外の需要もあるので、参入メーカーが多い。
家電メーカー系が強いので、音楽系メーカーのZOOMはブランド力で劣るが、エフェクターで馴染んだギタリストには信頼できるブランド。コスパが高く、評判も上々。
オーディオインターフェース機能が付いていて、DAWの廉価版が付属しているところが、音楽系メーカーらしい。
さらにh4nは、マルチトラック録音が出来るのでMTR的な使い方が可能。マイク端子が2つ付いていて、拡張性も高い。値段も高くない。
単三電池というのも自分には良い。文句なしにh4nをチョイス。

比較がカメラの内蔵マイクでは相手が悪いが、驚愕の音質。
試しにアコギを録って聞いてみると、まるでそこで弾いているかのような臨場感がある。
バンド演奏では、高音から低音までクリアに録れて大満足。

ジョグダイアルによる操作も良好。左右にそれぞれ録音・再生ボリュームが独立していて使いやすい。

難点としては、SDカードまわりのレスポンスが遅い。読み込み・削除などが結構待たされる。
マイク端子が2つあるのでやむを得ないが、やはりデカい。
MTRやオーディオインターフェースが96kHz・24bitで使えれば、DAWとの連携がもっと出来るので、次バージョンに期待。

馴染のない人にも、まずはZOOMというメーカーをお勧めします。
軽量がよければh1、大きさを気にしなければh4nはぜひお勧めです。

NEX-5N + SEL30M35
2011/12/7