機材レビュー「クリップ式チューナーKORG AW-2G」★★★★☆

楽器店で見つけてついつい衝動買い。「おっさんが若かったころはなぁ」と言いたくなるような便利商品。

「人間は情報の80%を眼から収集する」とは有名な話だが、音合わせすら目視という皮肉。

クリップ式でない場合は、調整するもの(ペグ)と調整を確認するもの(チューナー)とが離れているので、
(特にエレキのジャックに付けるチューナーであれば180%ぐらい離れるので)
何度か首を振りながらチューニングするが、クリップ式であればヘッド方向に視点を固定できる。
たかが首振りを端折れるだけで、この快適さ。

またジャックにチューナーを付けたり、シールドを用意したり、そういう手間が省けるのも大きい。

ピックアップを内蔵していないアコギは、マイクでチューニングするよりも感度が良く、マイクに近づく必要もなく、使いやすい。

一方エレキは、ラインの方が正確な場合がある。やはりピエゾが他弦や外の音を拾うからだろうか。
この点がマイナス★1。

枯れた技術で大きな進歩は望めないと思うが、感度と精度の向上や、小型化などに期待。ラッカーの対応も謳って欲しい。
下の動画(NS Mini Headstock Tuner)など、機会があれば買いたい一品。

値段もリーズナブルなので万人にお勧めです。高いギターへの付けっぱなしには念のためご注意を。

NEX-5N + SEL30M35
2011/12/20