機材レビュー「POD X3 Live & Pod Farm」★★★★★

ギターバンドなのでギターの音は重要だが、DTMで気持ちのいい音を出すのは難しい。
エフェクター経由のライン録りや、アンプ出しのマイク録りなど試行錯誤した結果、
ギターから直ライン録りをCubaseのバンドルソフト(Guitar Rigだったか?)で再生すると、最高の結果が得られた。
思えば数年前のこの瞬間が、「デジタル万歳」「アナログ・チューブアンプさようなら」的な偏向のはじまり。

それからギターのアンプシミュ系プラグインソフトを調べてLine6に行きつく。
Pod Farmというソフトを単体を買うより、Podを買ってソフトを無料でGETするのがお得感大。
ついでにマルチエフェクターも欲しかったのでPod X3 Liveを購入。

PCの大きなモニターでエフェクターの設定を変えられる快適さは感動もの。
ギター持ったまましゃがんだりしなくてOK。
モニターの中に表示される、数十万・数百万クラスのアンプをマウスでグリグリいじれる手軽さ。
なんか未来的で素敵。デジタル万歳。アンプシミュレータソフト万歳。

出音は「デジタル臭い」という不評もあるが、傾倒している私には市販のCDのあの音に聞こえてしまう。
プリセットが充実していて、コンプレッサーなどがプロの手でセッティングされているので、ついついプリセット重視。手軽に満足。

難点は、Pod X3本体がオーソライズキーになっているので、Pod Farmを使うときに電源を入れる必要があること。
特に出先でレコするならば持参しなければならない(Pod Farm2.5にアップデートして、いくつかのアンプ等は無料になったので、未オーソライズでも音は出る)。
時々機嫌をそこねて、音が出なくなったりする(要電源ON/OFF。バージョンによっては良好)。
本体が重い。PCでのセッティングに慣れてしまうと、本体でのセッティングは拷問。

こうした短所がありつつも現役で盛大に使用中。お勧めです。

現在は、Pod HDという次世代機が出ているが、そのサンプリングを使ったPod Farm3がまだなので、様子見中。
一方で、Rolandのアンプシミュも搭載したギターシンセGR-55にも激しく惹かれる日々です。

NEX-5N + SEL30M35
2012/1/17