機材レビュー「Roland Cube-80XL」★★★☆☆

しばらくV-Drumのモニターアンプでギターを弾いていたが、バンド再開に合わせて購入。

アンプシミュレータ肯定派としては、トランジスタアンプの定番Jazz Chorusあたりから検索開始。
しかしJC-120は重くてデカくて高い。そしてJCミニタイプのJC-80・JC-60・JC-20などは生産終了。
さらに調べていくと、Blues Cubeという真空管を再現した素敵なトランジスタアンプを発見。しかしこれも廃盤。
Rolandの現在の小型アンプはCubeシリーズであり、Blues Cubeにおける「Tube Logic Technology」はCOSMに引き継がれていると解釈。
後は、出力とサイズと値段と加味して80WのCube-80XLをチョイス。

Pod X3との相性は期待通りで、Cubeで設定したPodをスタジオに持ち込んでJCと合わせると、ほとんど思い通りの音が出る。
定番アンプで音作りが出来るので、どこのスタジオでもすぐに出したい音が出せるのが嬉しい。

その他感想。
まず、思ったより重くて残念。作りはとても頑丈。
つまみやボタンが少ないので、操作性は悪い。エフェクターは別の方が良い。
ビルトインの歪系エフェクターは使い辛い。チューナーは見辛い。リバーブは好み。アコギシミュレータは悪くない。
ルーパーはデュアルフットスイッチFS-6が必須で不親切。間違って単発ペダルFS-5Lを買った結果、手と足で操作が必要な羽目に。
ステレオミニジャックのインプットはMP3などを再生するときに重宝する。

出力はスタジオ練習程度では十分で、今のところフルテンの場面もなく、40Wの方でもよかったかと少し後悔。

他のトランジスタアンプとの比較をしていないので音質は何とも言えないが、ミニJC狙いの人にはお勧めです。

NEX-5N + SEL30M35
2012/2/2