ギターを吊るした伸縮間仕切りが倒壊→ネック折れ

前にレビューしたアイリスオーヤマの伸縮間仕切りを使ったギターの吊るしディスプレイのその後。
前のレビューには追記済みだが、間仕切りが倒壊しギターのネックが折れた。
間仕切りを使ったギターの吊るしには大いに危険が伴うので、ご注意ください。

使っていたのは、「SIM-625」と「伸縮間仕切り70」の2種類で、倒壊したのは前者。
予想するに、発売はSIM-625→伸縮間仕切り70で、前者がただの脚で突っ張る一方、
後者は床と天井の設置面が広がっていて(ポールがゴムの靴を履いている感じになっていて)、接地面積が大きく、安定性が高い。

原因分析。
倒壊の原因の1つは、この脚部の安定性の差と思われる。ただし、公表の耐荷重が10㎏なので、他にも色々と要因がある。
気温差が大きい部屋の窓の横だったため、湿度変化が大きく、天井部分の木材のたわみがあった可能性がある。
近くに電子ドラムを置いていて、振動によってズレがあった可能性もある。

反省点。
半年ほど気にもしなかったので、張力が失われていたことを確認しなかったのが悔やまれる。要定期点検。
また、倒壊の可能性を視野に入れ、カーテンレールに紐で縛っておくなど万が一のための補強はすべきだった。
そもそも壊れたら悲しくなるギターを吊るすべきではなかった。

現時点で、「伸縮間仕切り70」の方には緩みは見られない。
ギター吊るし以外の用途を含めて計3個使っているが、どれも十分な張力を保っている。
よって、条件次第で間仕切りを使ったギターの吊るしは可能だとは思う。
しかし、上記のような原因が発生しやすい環境であれば十分な注意が必要だし、
定期的な確認、倒壊した場合の可能性を視野に入れた利用が必須。

ちなみに、ギターの修理屋さんに聞いたところ、無加工での修復は不可能でかなり高額になるらしい。
よって、折れたギターは教訓としてそのまま残し、別のを買いなおすことにした。

以上、高い勉強代を払って学んだことをここに記します。
今は、壊れないギターが欲しいです。

2013/2/12