機材レビュー「ギター吊し間仕切り・ネット 伸縮間仕切り70 vs SIM-625」★★★★★

(2013年2月10日に追記あり)

省スペースと耐震性を考慮して、ギターを壁から吊ることにした。
壁にギターハンガーをネジ止め出来ない賃貸住まいなので、ディプレイ用の間仕切りを探してみた。

ギター用としてAriaからディスプレイネットが出ている。支柱を含めると2万円コースで、ギタースタンドの価格から考えると割高。
ギター用ではないものに対象を広げると、アイリスオーヤマの伸縮間仕切りが良さげ。価格はネットショップで1つ2,000円前後とリーズナブル。
ギター用に使ったというレビューも少数あったので、それらを参考にして「伸縮間仕切り70」と「SIM-625」の2種類を買ってみた。


2つの比較では、圧倒的に「伸縮間仕切り70」が良い。ポールが壁に接触する部分にかかとが付いていて、
最も倒れやすい方向(間仕切りに垂直方向)への負荷を支える。一方の「SIM-625」はただの脚。

横70cmなので、ギター2本が限界。アコギ2本だと少し窮屈か。
1パネル10㎏ということで、2本ならば問題なし。たぶん6㎏ぐらいの重いベース2本でも大丈夫だと思われる。
設置後半年経過し、これまで震度2程度の地震があったが、間仕切りがズレるようなことは無かった。
脚が不安なSIM-625ですら張力を十分に維持していて安定感がある。

狙い通り部屋が広くなったし、壁に好きなギターが掛かっているのは気持ちが良い。
吊るしポイントとしては、テレビの上の空きスペースが良い感じ。
ちなみに玄関で小物を吊るすのにも使っているが、これもいい感じ。素晴らしい商品だ。
ギタリストにも、ベーシストにも、主婦にもお勧めです。

実際にギターを吊るすためのハンガーについては、次にレビューします。続く。

-2013年2月10日追記-
本日、SIM-625の方が倒壊し、大切なアコギのネックが折れました。
伸縮間仕切り70の方は十分な張力を現在も確保していますが、それでも倒壊の可能性は全否定出来ません。
詳しくはこちらをご覧ください。

ギターをネットに吊るすの図
伸縮間仕切り70の天井側接点
SIM-625の天井側接点
2012/8/1